北海道ボールパーク構想についての市民説明会から質問や意見とその回答からいくつかをピックアップする2回目です。
市民説明会Q&A – 2 –
Q&A数が多いので2回に分けました。1回目はこちら。
気になる質問や意見
市内5地区で開催されたボールパーク構想の市民説明会のQ&Aからいくつか気になる質問を取り上げました。
乗用車の誘導
Q:約4,000台分とされる駐車場については、どれだけスムーズな退場ができるかが重要だと思いますが、どのような対策が考えられているのでしょうか。
A:車輌の集中度合いを下げることが大切だと考えており、北海道ボールパークと共に、退場時間で料金に差をつける(遅く退場したほうが駐車料金が安くなる)ことや、試合後に他の施設で周遊できるようなイベントを行うなどの施策を検討しています。渋滞を100%なくすことは難しいと思っていますが、既存のもの以外のシステムなども取り入れながら、ストレスの少ない仕組みを作っていきたいと思います。
スタジアムの耐震性
Q:昨年の地震により特に大曲地区では大きな被害が出ましたが、地盤の状態を含め、スタジアムの耐震性などは問題ないのでしょうか。周囲に水辺があったり、壁面に大きなガラスがあるイメージ図となっていますが、それらが災害時に凶器になりうることもあるのではないでしょうか。
A:昨年 3 月末の候補地内定後、土地などについてもあらゆる検証が行われた中で 10月末の建設正式決定となりました。当然ながら各種基準をクリアし、安全面について十分に配慮した施設として整備されますが、あらためて市民の皆さんの不安事として北海道ボールパークや施工業者と共有していきます。一方、大規模災害時の活用についても、北海道を交えて協議を行っています。北広島市はもとより、北海道全体にとって災害時にも有益な施設となるよう、防災機能を伴った整備が計画されています。
ボールパークとまちづくり
Q:現状は、毎年市の人口が減少している傾向だと思いますが、ボールパークが北広島市に建設されることによって、まち全体が今よりもいい方向に向かっていくのでしょうか。
A:市民の皆様が何をどう感じ、いい方向に向かっていると思ってもらえるかが重要であると認識しており、逆にそれがなければ推進する意味はないと思っています。一方で、ボールパークにおいてはお金に換算できないような大きな価値をもたらすものでもあり、かつボールパークだけに依存しないまちづくりが市全体の成長につながると感じていま
す。
いろいろな人達が利用できる施設に
Q:仕事柄、車いすの方や高齢者と接することが多いのですが、それらの人たちが訪れやすく、より間近で野球を見ることができるような施設であることを望んでいます。
A:まさにそのような視点のもと、車いすの方が介助なしにスタジアムに入ることができたり、高齢者の方が何回も来たくなる施設になるような検討が進められています。
北広島駅西口広場の整備
Q:北広島駅からボールパークまでシャトルバスを運行するなどの検討がされているそうですが、現状の駅前西口広場では規模に無理があると思っており、それらが十分機能するよう、今後整備する考えはあるのでしょうか。
A:一定の改修を行うことは必要だと認識しています。また、西口方面、東口方面のより有効的な活用策についても詳細を詰めていっている状況です。駅西口を含めた周辺の整備については、北広島市の顔づくりという面からも推進していかなければならない事業であり、2019 年度からは民間事業者の視点も加えながら、整備の方向性等の検討を進めていきます。
ボールパーク構想にかかる市民説明会を開催しました | ボールパーク特設サイト 北海道北広島市